火災保険について火災保険と一口にいっても、通常は、総合保険と一般の保険があります。
価格協定保険特約を付ける場合もあります。
○一般の火災保険
一般の火災保険は、火事・爆発・落雷・風災など
○総合火災保険
総合保険は、一般の火災保険+物体の落下や衝突・水濡れ・労働争議などに伴う暴力行為や破壊行為等・水害・持ち出し家財など家に関するトラブルの保証があります。
たとえば、車が接触したとか、給排水管のトラブルで漏水などの損害など
価格協定保険特約とは、 価格協定保険特約を付けていると、経過年数による価値の減少を抑えることができます。
つまり、住宅の価値は、年数とともに減少していきます(年数がたてば建物が老朽していくということです。)火災保険の価値も、経過年数にあわせて、減少していくのが通常ですが、この価格協定保険特約は、新築価格で保険をかけて価値が減少しないのが特徴です。価格協定保険特約で保険をかけておけば、火事になっても、再建築できる額の保険がおりてくるのです。
もっとわかりやすく説明しますと、例えば・・・
中古住宅築13年の建物の1200万円で、同規模の建物再建築時には、1500万円の場合。(1500万円の建物が13年経過して価値が1200万円になった・・・と考える)
(価値の減少はイメージです、必ずしもこのくらい減少するとは限りませんが、一年に約1.5%ずつ減少するのが目安のようです。最大50%減までが減少の目安とされているようです。)
・通常の火災保険(時価)
契約は時価評価1200万円 → 全焼したとき1200万円の保険金。
しかし、同規模の建物再建築時には、1500万円必要。
差額、300万円は、自己負担。
・価格協定保険特約付き火災保険(新価)
契約当初1500万円 → 全焼したとき、保険金は1,500万円
再建築に必要な資金は、カバーされる。
このように、時価と新価では、契約時点の評価が異なりますので、特に中古住宅のときは、十分理解してから加入しないと、万が一火災になったとき、予定していた保険金額を下回ることになり、再建築時には、思わぬ出費がかさんでしまう場合があります。
火災保険は、自宅を購入すれば、万が一に備え、ぜひ加入しておきましょう。
住宅ローンを組む銀行によっては、火災保険に質権を設定する場合があり、この場合は必ず加入する必要があります。
(質権設定には以下で説明 ↓)
地震保険とは まず地震保険とは、地震の際に、建物が損壊した場合や噴火・津波による保証を付けるものです。注意しておきたいことは、地震が原因での火災・延焼は、火災保険の対象ではなく(お見舞い金くらいはでるかもしれませんが)、地震保険の対象なので、注意が必要です。
これらのことを考慮して、地震保険を付けるかどうか検討する必要があります。
あと、大規模地震対策特別措置法に基づく警戒宣言が発令された場合は、地震保険の契約ができない場合があります。
質権設定とは、 住宅ローンの融資時、購入した土地と建物に担保として抵当権を設定します。
そして、万が一火事になった場合。土地は燃えないので残ります。
しかし、担保として設定された建物は、火事で担保価値がなくなったり、焼失したりしてしまう場合もあるので、そのような場合は、建物の担保の代わりとして、おりてきた保険金を住宅ローンに充当するため、火災保険証券を銀行等が住宅ローン完済まで預かる場合があります。
これを火災保険の保険金請求権に質権を設定するといいます。
銀行等によっては、質権の設定をしないところもあります。(火事になって、建物が焼失しても、住宅ローンを払わなくてもいいということではありません。)
火災保険金額はいくらでかけたらいいの? 保険金額は、建物の築年数、建物延べ面積、建築工法・資材(特に壁)などによって評価が決まります。もちろん火災保険は、金融商品ですので、販売資格のある人が手続きをしてくれるはずです。
販売資格のない人にまかせて、支払いできる費用から逆算して保険金額を適当に見積もらないように注意しましょう。
販売資格の持っている人ならば、保険金額の根拠を教えてくれますし、資格証を持っていますので、あやしい・頼りないと思ったら本当に保険の販売資格があるのか見せてもらってもいいかも知れません。
(宅建主任者のように、説明する際に資格証を提示する義務はありませんので、資格があるかどうかは、見せてもらうしかありません。)
◎正しい火災保険計算
建物の築年数、建築工法・資材・建物延面積をもとに
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保険料率の計算
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保険金額の決定
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保険料(保険の費用)
◎間違った火災保険計算
諸経費から火災保険に使える費用(保険料)を計算
(例:火災保険に支払える費用は25万円しかない)
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その費用で掛けられる保険額を決定
(例:残金25万円でかけられる保険金額を掛ける)
住宅ローンの借入額だけ火災保険をかける
◎間違った火災保険計算
(例:建物は、3000万で購入したが、住宅ローンは1000万円だけなので、火災保険を1000万円だけかける)
なぜ保険料を正しく見積もる必要があるのでしょうか?「火事になっても、保険をかけた額だけ、おりてくればそれでいい」と考えるかも知れません。しかし、実際、保険額は、評価した価値いっぱいにかけておかないと不足した割合に応じて、保険金を減額される可能性があります。
つまり、火災保険をかけても、おりてくる保険金は、減額されて思っていたよりも少ないということがあるかも知れません(過小保険)。
逆に、火災保険を必要以上にかけすぎても、その分は余分におりませんので、かけ損です(過大保険)